まずは水道管や配水管の水漏れなのかチェック

水道管の水漏れはまず濡れている場所をチェック

家の中や家の周りに濡れている場所があったら、まずは自宅の水道管の位置を調べましょう。

その周辺が重点的に濡れているようであれば、水道管や排水管の破裂や損傷が疑われます。

一方、それ以外の場所が重点的に濡れている場合は、電化製品などの可能性があります。

加湿器や電気ポットが故障している場合、水が漏れる場合があります。

それらの機器をきちんと確認することが重要です。

水道管の水漏れを調べるために水道メーターの動きをチェック

水道管、水漏れ、メーターをチェック

水漏れで厄介なのは、一気にドバドバ水が漏れるのではなく、少しずつ水が漏れていくケースです。

水が本当に漏れているのか気付かないまま、管に入った小さなひびが徐々に広がり、ある日突然、水道管を破裂させるような事故が起こるかもしれないのです。

事故を未然に防ぐためには、水道メーターをチェックする方法がおすすめです。

家じゅうの水道の蛇口を閉めてから、10分間、水道メーターを確認しましょう。

蛇口を閉めているにも関わらず、メーターが動くようであれば、水道管から水漏れしている可能性が高いです。

水道管から水漏れしている可能性が高いと分かったら

水道管の水漏れ箇所を目視で観察

水漏れの可能性が高いことが分かったら、家の中の水道管を目視でチェックしてみましょう。

壁や床下は後々業者さんにお願いすればいいので、自分のできる範囲だけ調べてみれば十分です。

水道管が破裂している場合、分かりやすく穴が開いている場合もあれば、弁ができてしまっているケースもあります。

弁状の破損の場合、見た目には破損が分かりにくいので、実際、水を流してみて、漏れがないかどうかチェックしましょう。

水道管の水漏れを音で判断

水道管が水漏れしていると、独特の音が鳴ります。

たとえば、蛇口を閉めてから、しばらく空気が漏れるような音が鳴り続けたら、近くの水道管が破損している可能性が高いです。

ちなみにプロの修理業者は音を利用して水道管をチェックしているそうですよ。

蛇口や水道管に専用の機器を当て、水漏れの音の有無を調べます。

蛇口を閉めたとき、水を出したとき、それぞれの場面で音を聞き分け、異常が起きている場所を特定していきます。

水道料金が高いのは水漏れが原因?対処法をご紹介!

水漏れと聞いて気になるのが、毎月の水道料金。突然値段が上がると驚きますよね。

なぜ値上がりしてしまったのか?原因は何なのか?対処法はあるのか?業者を呼ばないといけないのか・・・?

請求金額を見た瞬間に、いろいろな不安がよぎるでしょう。

水道料金が高くなった原因の調べ方と、原因別の対処方法についてお伝えします。

また、高くなった水道料金の返金請求についてもお伝えしますので、水道料金が急に値上がりしてお困りの方は、ぜひ正しい判断にお役立てください。

水道料金が高くなった!原因を知って対処しよう

水道料金が高くなって困った場合、まずは自分でできる範囲で原因を調べ、適切な対処をすることが大切です。

原因を知る方法と、対処方法について順番に確認しましょう。

水道料金が高くなる原因は?

水道料金が突然高くなる原因としては、一般的に以下のことが挙げられます。

  • 水漏れ
  • 水道料金の値上げ
  • 水の使いすぎ
  • 引越しによる住む地域やライフスタイルの変化

多くの場合、自宅の水道管や水道設備の劣化などによる水漏れや、管轄の地域の人口減少や施設の都合による水道料金の値上げ、引越しによって住む地域が変わったことで水道基本料が上がったり、家が広くなることが原因になります。

また、同居によって家族が増えたり、夏場にシャワーを浴びる回数が増えたり、子供に水遊びをさせた際など、単純に水を使う量が増えたことでも水道料金は値上がりします。

水道料金が高くなった原因を知る3つの方法

水道料金が高くなった原因を知る方法としては、以下の方法があります。

順番に確認してみてください。

漏水を調べる方法

水道メーターを見ることで、簡単に漏水しているかどうかを調べることができます。手順は以下のとおりです。

  • 家庭内の水の全ての蛇口をしっかりと閉め、トイレや給湯器、食器洗い機なども動かないように電源を切って、家の中で水が使われていない状態にします。
  • 水道メーターを確認します。水道メーターは、戸建ての場合は庭か駐車場などの敷地内、マンションの場合は玄関横のメーター類が集められた部分にあります。
  • 水道メーターに付属しているパイロットが回転しているかを確認します。

回転している場合、どこかから漏水している可能性があります。

回転速度が速いほど激しく漏水している可能性があります。

回転していない場合は、漏水はしていませんので他の原因を考えましょう。

行動を思い返し、水を使いすぎていなかったか確認する

過ぎた日々のことは、意外と忘れてしまうものです。

検針の対象となっている期間に、家庭内で水を使いすぎることがなかったか、スケジュールなどを見返しながら確認しましょう。家族も巻き込んで聞き込みすることがおすすめですよ。

原因を突き止めておくことは、今後の値上がり対策や、節水意識を高めるためにも大切です。

水道局からのお知らせや基本料金について確認する

水道料金が値上がりする場合、必ず水道局からお知らせが来ますので、見落としていないか確認しましょう。

手元にない場合には、管轄の水道局に問い合わせしてもいいでしょう。

突然値上りした旨を伝えれば相談に乗ってもらうこともできます。

水道料金の料金が上がった原因を知ることで可能になる3つの対処法

水道料金が値上りした原因を知ることができたら、今後値上りが続くことがないように対処しましょう。

漏水の場合

水を使っていないのにも関らず、水道メーターのパイロットが回転している場合、漏水が原因であることは明白ですが、専門的な知識と技術がないと漏水箇所まで特定することはできません。

水道業者に漏水調査と修理を依頼しましょう。

明らかに漏水している場合、水道局からも調査を勧める書面が届きます。

水を使いすぎている場合

家庭内で、節水の意識付けをしましょう。

日常的に水を使うのが浴室、キッチン、洗面室、トイレ。

水を出しっぱなしにしないのはもちろんですが、節水タイプの水栓金物に取り替える、トイレはなるべく「小」で流す、食器はこまめに洗わず、まとめて洗うなど、家庭内で意識して行動するだけで水を使う量は減らすことができます。

原因不明な場合

水道料金が上がった原因が不明な場合というのは、よくあることです。

この場合、もうひと月様子を見てみることも手段のひとつですが、水道料金が上がり続けてしまう可能性もあります。

早い段階で、水道の専門業者に調査を依頼して、原因の解明をしましょう。

管轄の水道局に相談するか、調査費や具体的な修理費用など明確に提示している業者に依頼すると安心です。

水道料金が高かったら返金してもらえる?

水道料金が意図せず高くなってしまった場合、悔しいですし、返金してほしいという気持ちになりますよね。

値上りの原因が漏水で、かつ以下の条件を満たす場合には値上りした水道料金の減免をしてもらえることがあります。

  • 漏水の原因が故意や過失でない場合
  • 蛇口以外からの漏水の場合
  • 露出していない箇所からの漏水の場合

蛇口からのポタポタ漏れや、明らかに水道管が古くなっているのにメンテナンスを怠っていたための漏水、水の使いすぎなどの場合には減免の対象になりません。

管轄の水道局によって内容も異なりますので、自宅の築年数やメンテナンス記録などを明確にしたうえで問い合わせをしましょう。

水道管の水漏れの調査を業者に依頼

水漏れの調査は業者に依頼するのが一番正確です。

「立ち会いに時間がかかる」「家の中に入られるのは抵抗がある」といった理由で業者に頼むことをためらう人もいるかもしれません。

しかし、水道管や配水管の地中に埋まっている部分まで素人が検査することは困難です。

そのため正確に水漏れの位置を知りたいのであれば、業者に依頼するのが一番でしょう。

水道管の水漏れが家の倒壊につながることも

水道管や配水管が水漏れすると、床下に湿気が溜まり、基礎が腐食する恐れがあります。

するとシロアリやカビが発生し、ゆくゆくは家屋の倒壊、健康被害などが懸念されます。

また、水道料金が値上りした際の原因や対処方法、返金請求についてお伝えしました。

水道料金が先月より大幅に高くなってしまった場合、水道局の検針の人から指摘がありますので、余計不安があおられるものです。

不安な気持ちのまま、焦って、間違った判断をして後悔をしないように正しく対処できるといいですね。

少しでも違和感を覚えたら、早めに業者さんに相談してみてはいかがでしょうか。

おすすめの記事はこちら