家に棲みついてしまうと、被害が発生してしまうシロアリの巣は、早めに駆除することが肝心です。そんなシロアリは、どのようなところに つくことが多いのでしょうか。
今回は、家の床下などに棲みつくことが多い、シロアリについて詳しい内容を紹介していきます。
床下のシロアリについて
シロアリは、数千~数万匹の比較的小さいコロニーで生活をしています。家に棲みついていると、主に被害部分が巣となっていることが多いでしょう。
土の中に塊になった本巣と呼ばれる巣を作って、蟻道を伸ばして道の途中でも枝分かれのようになった分巣を作るのが特徴です。本巣については、最大で1メートル以上になることもあるため、早期発見が重要になってきます。
分巣を作るための蟻道が家の木材となることが多いので、シロアリを見かけた時は、すでに本巣を作っている可能性があるので注意しましょう。
分巣を含めると、シロアリのコロニーは全体として最大半径100mになることもあります。途中の分巣だけを駆除したとしても、大元の本巣を駆除しないと、シロアリが新たに分巣を作り、拡大を続けていくので、本巣を駆除することが先決です。
シロアリが家へ与える影響は?
シロアリが家に棲みついてしまうと、家のあらゆる部分で被害が拡大してしまいます。床下の被害としては、木材がシロアリに食い荒らされてしまい、ボロボロになってしまうことがあるでしょう。
特に床下は、シロアリがいることに気付かないことが多いことから、被害が拡大してしまうことがあります。
気付いたときには、部屋の床がぶかぶかしていて、本巣が大きくなっている可能性があるでしょう。
床下のシロアリ調査は、専門家ではないと確認することが難しいので、専門家に確認する必要があります。
家のどういう部分にいるか
シロアリの中でも、ヤマトシロアリは湿気があるところに棲みつきます。そのため、床下や床面付近、浴室などの水分が含まれていることが多い家の部分にいることがほとんどです。
湿った木や段ボールに棲みつくことが多く、木の皮を剥いでみると、シロアリを発見することができるでしょう。
イエシロアリは、水を運ぶ能力があると言われており、家のどこの部分にも巣を作ることがあります。湿気のない乾燥した場所でも生息することができ、地中に大きな巣を作って動かずに定住することが多いようです。
いずれのシロアリも、蟻道を作って移動します。シロアリが土や粘液などによって作り出すトンネルが蟻道です。地中から餌までたどり着くために作り出すので、おかしいと思ったらシロアリがいる可能性があります。
床下のシロアリ対策は?
家にシロアリが発生すると、一気に巣が大きくなって被害が拡大する恐れがあります。そうならないようにするためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
基本的に、シロアリは気を付けていても、どのような場所でも生息することができるため、予防することも難しいとされています。
ただ蟻道があるかどうか、見つけることはできるかもしれません。基礎部分に、蟻道がないかチェックした時に、シロアリを発見することができれば、シロアリが家に棲みついている可能性が高くなります。
しかし自分で点検したとしても、床下などの部分は簡単にチェックすることができません。そのため、シロアリがいるかどうかの判断は個人では難しいでしょう。
そんな時は、専門業者の中で無料点検を実施している会社があるので、良心的な対応をしてもらえる専門業者に相談してみてください。
シロアリ駆除は、早めに対応した方がいいので、実際に自宅にシロアリが生息しているのか、確認するためにも無料点検を実施して現状を確認することが先決です。