シロアリが発生すると、家屋への被害が懸念されます。そのため、速やかにシロアリ駆除を行うことが大切です。ただシロアリ駆除の防除効果は、どれくらい継続するのでしょうか。

今回は、シロアリ駆除の防除効果や継続期間について、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。

シロアリ駆除を行う方法

シロアリ駆除を行う方法としては、薬剤の種類に合わせて4つほどあります。その中でも、自分で作業しやすいのが「薬剤散布法(バリア工法)」と「ベイト工法」です。

それぞれ、どのようなシロアリ駆除の方法なのか、詳しい方法を紹介していくので、参考にしてみてください。

・薬剤散布法(バリア工法)

シロアリが忌避する薬剤を使用して駆除するやり方で、予防効果が高いのが魅力になっています。専門業者でも使用されることがある駆除方法です。

適切な薬剤を使用して実施することで、人体への影響も守った上で、シロアリ駆除を行うことができます。

ただ慣れていない方が噴霧器を使用する必要があるので、扱いは難しいでしょう。

・ベイト工法

土の中やシロアリの蟻道に設置して、シロアリに食べさせることで、駆除効果を発揮させるやり方です。毒餌となっていることから、人体への影響が少なく、安全にシロアリを駆除することができる駆除方法になります。

ただシロアリの活動範囲に薬剤を置く必要があるため、ある程度専門的な知識が必要になるでしょう。巣まで餌を運ばせないといけないので、効果が出るまで多少時間がかかります。

シロアリ防除効果の継続期間について

シロアリを駆除する方法を自分で実施した場合、防除効果はどれくらい継続するのでしょうか。実際、シロアリは数万匹で活動していることから、駆除することができる範囲は少ない可能性があります。

また駆除することに成功したとしても、薬剤の効果は徐々に失われていくことから、防除効果は一定期間に留まるでしょう。

基本的に、防除効果は薬剤散布法で5年、ベイト工法で1~2年となっています。より防除効果を実感するためには、予防を実施しておくことが大切です。

シロアリの予防や防除効果を伸ばす方法

シロアリが発生しないための予防のやり方としては、自分で行う場合は駆除方法と同じ手段になります。薬剤散布法やベイト工法を続けることで、防除効果を伸ばすことに繋がるので、5年に1回を目安に続けておくといいでしょう。

駆除のために薬剤を使用しない予防方法としては、シロアリが好むと言われている湿気が多い環境を作らないことが一つです。

積極的に換気したり、建物の周辺に木材や段ボールを置かないことが予防に繋がるので、意識的に実施していきましょう。

また定期的に建物を修復するといった手段も、シロアリの予防になるので、予算に余裕があれば、修復といった手段も実践してみてください。

シロアリを駆除するために必要な対策

自分でシロアリを駆除する方法もありますが、時間が経過すれば、またシロアリが繁殖し始めることから、5年に一度は点検した方がいいでしょう。

また自分で駆除するやり方には限界があり、ほとんどの確率でシロアリの活動が再開するので、駆除することは難しいと言えます。

そのため、シロアリをしっかり駆除したいのであれば、専門業者に点検を依頼することが大切です。専門業者の中には、無料点検を実施している会社があるので、気軽に相談することができます。

シロアリの被害を最小限に抑えるためにも大切なことは、現状を速やかに把握することです。自分で駆除する方法でも、多少のシロアリは駆除できても、綺麗に駆除することは難しいでしょう。

被害を抑えて、シロアリを家から駆除するためにも、専門業者に相談して速やかに状況を確認してもらってください。

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